森盛水産の牡蠣は、 2~5月に種付けを行い、11月上旬~翌年4月頃に収穫します。
種付けから1年以内に収穫されるため、 「一年牡蠣」と呼ばれています。
網干の養殖漁場では、 1シーズンで出荷する量の牡蠣だけを育てます。
他の産地では、 翌シーズン以降に出荷する牡蠣も一緒に養殖しているため、
漁場内の牡蠣の"密集度"が上がった窮屈な環境で育つこととなります。
広々とした環境でのびのび育つ網干の一年牡蠣は、
一粒一粒がしっかり栄養を蓄え、 大粒で味が濃厚な牡蠣に成長します。
一年でおいしさがたっぷり詰まった牡蠣に成長することは、
網干の海域が、栄養価の高い豊かな海であることの証明でもあります。
網干を流れる河川の上流には、 ブナ、トチ、ミズキといった広葉樹の原生林が
雄大に広がる氷ノ山があります。 この原生林で培われた栄養分は、 揖保川・
夢前川・千種川という清流に運ばれ海へと流れ込みます。
こうして網干の海は、 森と川の恵みにあふれた漁場として長年にわたって
質の高い海産物を育んできました。
森盛水産の牡蠣は、 沸騰したお湯に1分間浸けても元のサイズの約90%の
大きさを保つことができます。 しかし、他の牡蠣だとひどいものになると
50%近く縮むものもあります。
網干の一年牡蠣はなぜ縮まない理由は「身の締まり」にあります。
栄養が豊富な海で、 のびのび育った牡蠣ですので、
質の良い身がぱんぱんに詰まって成長を遂げています。
熱を加えてもほとんど縮まず旨味が逃げない牡蠣は、 たいへん貴重です。
安全のこだわりとしては、 収穫した牡蠣を選別後、 殺菌洗浄した海水を
使用して身の洗浄を徹底して行い、 少しでも新鮮な状態でお届けするために
包装するまで殺菌洗浄した海水プールで生かしているので、
安心してお召し上がりください。
[2~5月]
ホタテの殻についた牡蠣の稚貝をロープに挟みイカダに吊るします。
[11~4月]
毎朝イカダから牡蠣を引上げ、清掃を行い、 剥き身販売の工程と殻付き販売の工程へと分かれます。
不純物を取除き、 綺麗になった牡蠣を海に戻します。2週間程経つと、身も引締まりふっくらとした牡蠣に成長します。
[付け直し2週間後]
牡蠣工房に持帰り、洗浄機にて洗浄を行います。
店内水槽にて紫外線殺菌水に浸けた牡蠣をお客様へ販売しています。
牡蠣の身を傷付けない様に1つ1つ手作業にて取出します。
剥いた牡蠣は紫外線殺菌の水で袋詰めを行い販売致します。